剛毛タイプの人は、髪質に硬い・太い・多い・くせ毛と4つもの要素が絡んでいて、なんとも扱いづらいですよね。
扱いづらい髪質だから、いろんな髪型に挑戦しづらいし、どんな髪型にしていてもあまりしっくりこない・・・。
そんな悩みを持っている人が多いかと思います。
このページでは、そんな剛毛タイプの人が本当に扱いやすい髪型は何なのか?ということを、剛毛である私の経験を交えながらお伝えします!
硬い・太い・多い・くせ毛の剛毛!扱いやすい髪型の長さとは?

硬い・太い・多い・くせ毛な剛毛の人が扱いやすい髪型は何なのか?
- ロングヘア
- ショートヘア
- ボブ
と、それぞれに解説していきます。
ロングヘアが1番扱いやすい
硬い・太い・多い・クセありの剛毛の人は、ロングヘアが1番扱いやすいんです。
扱いやすい理由と、注意したいこと、パーマもおすすめの理由についてお話します。
ロングヘアなら髪の重みでクセが伸びる
髪質がくせ毛で剛毛の人は、ロングヘアが1番扱いやすいんですよ。
その理由は、髪自体の重みでくせが伸びるから。
髪の重みで、まとまりやすくなるのです◎
ロングヘアでは梳かれすぎに注意
ただ、剛毛の人がロングヘアにするときには気をつけた方がいいこともあります。
それは、梳(す)かれすぎないようにすること。
太くて多い髪質だと、美容師さんによってはがっつりと梳いてくれる人がいるのですが…
梳かれすぎちゃうと、こんな事態が起こってしまうのです。
- 毛先がパサパサになってしまう
- 髪が広がりやすくなってしまうこともある
もちろん、毛量の調節はしてもらった方がいいのですが、「梳きすぎないでください」ということを伝えておくと安心です。
レイヤーをつけるのも注意
また、レイヤー(段)をつけた髪型も、あまりおすすめしません。
レイヤーをつけると、髪に動きが出やすくなってしまうので、剛毛の人がやるとボサボサな印象になってしまいます。
しっかりとアイロンをしたり、コテで巻いてカールをつけないと広がってしまうんですね。
だから、くせ毛の剛毛は、髪表面に長さがある方が扱いやすいですよ。
ショートヘアはむしろ似合う
髪質が剛毛でおさまりが悪いと、「ショートヘアなんて絶対無理!」と避けがちじゃないですか?
また、美容室でばっさり切りたいと伝えても、「広がりやすくなるから」とか「クセが出やすくなりますよ」と、ショートヘアを回避しようとする美容師さんが多い気もします・・・。
それは、美容師さんなりのリスク回避かもしれませんね。
でも本来、硬い・太い・多い・くせ毛といった剛毛は、ショートヘアに適した髪質なんです。
猫っ毛の人には出せないような、ふんわりとしたボリュームを出しやすく、すごく決まります。
ただ、量が多い分、髪型を保つためにこまめなカットが必要になることは覚えておきましょう。
また、くせ毛カットやショートヘアのカットが得意な美容師さんにお願いすることも、すごく大切です。
くせ毛のカットが得意であることを売りにしている美容師さんは、HOT PEPPERで探すのがおすすめです。
ボブはおすすめできない
ボブってかわいいから挑戦したくなるのですが、剛毛の良くないところが出てしまう長さなのです。
ショートではメリットだった膨らみやすさが、ボブの長さになると、途端に扱いにくいものになってしまいます。
とくに「重め」のボブは髪の多さや広がりやすさがもろにマイナスに働き、失敗しやすいです。

どうしてもやりたいなら、縮毛矯正をかけたうえで、がおすすめです。
剛毛・多毛はカラーで柔らかさや軽さを出す


いろいろな髪型を試した結果、今の髪型が1番扱いやすいことにたどり着いた、という人も多いでしょうね。
だけど、ときどき「いつも同じ髪型だから、変化がほしいなぁ~」と感じること、ありませんか?
カラーの色味が変わるだけで、柔らかさや軽さの印象もガラッと変わります。
広がりやすい剛毛の人は、パサつきやすい髪質なので、ツヤの出やすい色がおすすめです。
また、レッド系の暖色カラーがきれいに入りやすいです。
カラーを変えるだけじゃなく、ハイライトやインナーカラーを入れるだけでもすごく印象が変わりますよ。
あえてパーマをかける
硬い・太い・多い・くせありの剛毛の人は、あえてパーマをかけるという方法もあります。
くせ毛なのにパーマをかけるとどうなるの?と思うかもしれませんが、パーマで強制的に形を作っておく方が、扱いやすいというメリットがあるのです。
くるくるしていると、広がりやすさも気にならなくなります。
それに、剛毛の人はパーマのもちがいいんです。



私も何度かパーマをかけたことがありますが、美容師さんに「もちが良いですね!」ってよく驚かれます。
縮毛矯正は伸びた部分のうねりが気になりますが、パーマなら伸びてきてもカットで整えるくらいでOKなのも、うれしいポイントです。
「硬い・太い・多い・くせ毛・剛毛」はホームケアが大事!


髪の毛の「硬い・太い・多い・くせ毛・剛毛」といった要素は遺伝で決まります。



根本的に変える方法は、今の科学では無理です。
だからといって、諦めて放置していると、髪の状態はどんどん悪くなっていきます。
とくに、剛毛の広がりやすさはパサつきが原因なので、ケアが大事です。
ホームケアの見直しですぐにできるのは次の3つ。
- シャンプーの見直し
- シャンプーの後は必ずドライヤーを
- スタイリング剤
1つずつ、解説しますね。
シャンプーの見直し
いま、シャンプーはどんなものを使っていますか?
使っているシャンプーに、硫酸系洗浄成分は入っていませんか?
*よく使われる硫酸系洗浄成分として、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムがあります。
髪が硬い剛毛の人におすすめしたいのは、アミノ酸系のシャンプーです。
アミノ酸系のシャンプーは洗浄力が優しく、保湿効果にも優れているので、髪質が硬い・くせ毛・剛毛に向いています。



今使っているシャンプーにはどんな成分が含まれているか、ぜひボトルの裏をチェックしてみてください。
シャンプーの後は必ずドライヤーを


シャンプーの後には必ずドライヤーをかけてくださいね。



それも、お風呂から出たあと、なるべくすぐ!です。
髪は濡れるとキューティクルが開くのですが、自然乾燥をしていると、キューティクルが開きっぱなしになってしまいます。
キューティクルが開いていると、空気中の水分を髪に取り込んでしまい、広がりやすくなる原因に。
髪を傷ませないためにも、シャンプーの後は必ずドライヤーをしてくださいね。
スタイリング剤の見直し
硬い・太い・多い・くせ毛という剛毛な髪質の人にとって、スタイリング剤はとっても大事です。
それは、こんな理由があるから
- 剛毛のまとまりをよくする
- ボリュームをダウンさせる
- 髪をパサつきから守る
スタイリング剤をつけるだけで、まとまりがよくなって髪のボリュームがダウンします。
剛毛にありがちな広がりやすい、ボリュームが出やすいといった悩みをカバーしてくれますよ。
また、髪をパサつきから守ってくれるという大きな役割もあります。
オイルの油分がしっとり感を出してくれて、簡単に髪のボリュームを減らせます。
オイルタイプにはさまざまなものがありますが、hoyu「NiNE」




髪質が硬い剛毛さんは合う髪型にすることが大事
髪質が硬い・太い・多い・くせ毛な剛毛さんは、
- ロングヘアが一番扱いやすい
- ショートヘアはむしろ似合う
- ボブはおすすめできない
ということをお伝えしました!



髪質に合う髪型にするだけで、剛毛の欠点が目立たなくなりますよ
また、ホームケアを見直すだけでも、かなり髪質は改善できます。
ドライヤーの選び方や、かけ方を見直してみてくださいね。
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